EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

稲刈りイベント2020レポート

集合写真

いよいよ収穫のときがきました!

今年も順調に育ってくれました。思えば7月に雨が続いたり、その後8月からはパッタリと降らなかったりと。それでも育っていく稲には力強さを感じました。
一同黄金色に輝く稲に感謝しながらいざスタートです!

この収穫祭参加は実に49名‼+1匹!
まずは準備から。
慣れてきてサクサクと進みます。子ども達も人見知りなくなり早速仲良く遊びます。
にしても子どもの成長力はすごいものです。背も伸びたりもありますがしゃべり方や考え方まで。稲も子どもの成長も感じれるイベントでもあります。
そして続々と集まりだし挨拶から。
早く刈りたい気持ちがひしひし伝わってきます。
稲の束のまとめ方や注意事項後ナチュラリズム大皿の「かかれ!」で始まります。

一人一人非常に丁寧に刈ります。
なぜなら今年はワラを使って頂けるからです。
北区の茅葺き職人達のくさかんむりさんが10月に行われるEAT LOCAL KOBE恒例イベントfarm to forkにて使用予定!
他のイベントにも。

それにしてもめちゃくちゃ丁寧。嬉しいと共に感心する程です。ありがとうございます。

さて、今日は曇り空。
動きやすい気候?それとも慣れてきたから??
いやいや皆さん気持ちが前へ前へ!刈り進むスピードが速い!
どんどん進んでいくと…マムシが!これは危険。
農家でも気を張って駆除します。

そして気がつくとキレイに稲が並んでいます。束ねないと!
これが意外に難しい。一生懸命束ねます。
刈る・束ねる・刈る・束ねる。自分のリズムで作業します。

こうして外で体を動かしていると自然とお腹が空いてくるもんです。
そう!お昼!
ネイバーフードの安藤さんがさすがの手際で色とりどりの料理を作ってくれています。
今回はさつまいもご飯にお漬物・お味噌汁と稲刈りの間にはとてもピッタリなお昼。
このようなお昼が昔はよく食べられていたのかなと想像さえします。

[当日の献立]
・さつまいもごはん(紫芋、安納芋)
・カボチャと空心菜とモロヘイヤのお味噌汁
・ピーマンの塩麴漬け
・きゅうりとなすのぬか漬け
・きゅうりとなすのしょうゆ漬け
※お味噌は黒豆みそを使用、味噌汁にカボスを入れたりも。

全員が揃っているタイミングで記念撮影を行い、腹ごしらえをして早速続きを。
子ども達は遊び、スタッフはだんだんと焦りが。
思っていたよりもハードな作業かもとスピードアップ。
イベントなのかと思う程皆んなが効率よく動いています。

一旦刈るのをストップし、束ねる・はざかけ(稲を干す)に集中。
集中・集中・集中…気がつけば辺りが薄暗くなってきました。
夕方になり締めの言葉がないまま自然と解散。
(参加された皆さん締まりがなくてすみません!)

スタッフは焦る焦る。せめて刈った分は束ねて干さないとと。
何とか終わった頃には暗かったです。
が、農家は晴れ晴れ。こんなに美しいはざかけは初めてみました。
今日一日参加された皆さんの結晶を見させてもらったそんな気分でした。
スタッフは妙なテンションに。そんな中の一言が頭から離れません。

「機械がない頃はこれが当たり前だったんだなぁ」と。

お米作りの大変さや楽しさ。家族や親戚が集まってする意味。
そして、食べ物の大切さをしみじみと噛みしめる時間が流れていました。
新米を食べるまではもう少しかかりますがそれも楽しみにしておきたいと思います。
さて、田んぼにはまだまだ稲が残っています。頑張って全て刈り取りますよー!

(文・石野)

イベント風景

おまけ・田んぼの生き物

稲刈りは一年で一番虫が飛び交う日と言っても過言ではない!
子供たちを夢中にし、一部の大人たちも夢中にする虫たちです。