EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

感謝祭を行いました!

田植えからはじまって無事に収穫できた、この諸々の思いをみんなでわかちあうべく今年最後のイベントを「感謝祭」と銘打って11/24の日曜日に開催しました。
「ピザ」「餅」という、無条件にこころが躍る二大食べ物をつくって食べるという一日です。

代表大皿一寿のいつものように肩肘はらないやさしい挨拶のあと、自然発生的にいろんなチームに分かれて今回の集いははじまりました。

ビザの生地をつくる、トッピングする具をつくる、薪で火を起こす、窯でピザ生地を焼く、スープを煮る、もち米を蒸す、もちをつく、田んぼで自由に遊ぶ、しゃべる、などなどあちこちで人の輪ができてます。

いままで四回イベントを行いましたが、最初にプログラムを配ることも手順を記したメモを用意することも一度もなかったのにこうして形が整っていくのは、回を重ねるごとに培うことができた呼吸とかみなさんの気配りとかのおかげではないのでしょうか。
そんな風に思えるほど、なんというかしっくりくる空間だったなあと感じました。

青空の下、ピザ窯で焼いたピザを食べるというのはこれまたいいもんですね。
トッピングの野菜もスタッフが栽培したものです。何枚でも食べられそうでした。

神戸市西区の有機農家グループ・BIO CREATORSでは、有機農家(特に新規就農者)を応援していただける野菜の購入方法"CSA FARM-SHARE"を提案しています。興味がおありの方は是非ホームページをご覧ください。

その近くで繰り広げられた餅つきも、見ていて気分爽快でした。もちをついたみなさん、翌日とか筋肉痛になってませんか?
ほんとおつかれさまです。 それにしても、蒸したもち米のつまみ食いもおいしかったな。
以前ブログで紹介した「みどりもち」も登場しました。大根おろしで食べたり、のり巻きしたり、これもやめられないとまらない。

こどもたちも縦横無尽に遊びまわってましたね。バッタを探したりてんとうむしを捕まえたり鬼ごっこしたり。
それにしてもこどもはなぜ棒が好きなのか。棒を持って振り回したり投げたり戦いしたり、という場面を毎回みているような気がします。
元気に遊んでいる姿やお友達が出来ている様子をみていると、この子たちのためにもこういう企画やってよかったなと思えます。
あ、遊ぶだけではなく餅をこねてくれたりピザ生地に具をのせたり、としっかりお手伝いもしてくれてました。

おいしいピザや餅をつくってくれた人たちにもお礼をいいたいです。ピザなんて具の配置というか見栄えもよくて、さすがだなと感心しきりでした。大皿純子さんもいつも前日や当日までの仕込みが大変なのにそんなのおくびにも出さず(あ、たまに出してるか)、ごくろうさまです。いつか肩もみします。

おいしい食事して思い思いに過ごしてしばらくしたら、正月用のしめなわづくり教室がはじまりました。みどりもちの稲を提供してくれたSさん、そして美保さんが教えてくれます。稲わらを叩き、なめらかにして、よっていく。簡単なようでやってみるとうまくいかないのですが、
それぞれ思いを込めてしめなわをこさえました。Sさん、もちつきの道具もこころよく提供してくれるし農の技術も伝授してくれるし、なんていい人。
ユーレイのような静かなたたずまい(もちろん最大級の賛辞です)とはにかんだ笑顔、魅力的です。
そして美保さん。ファンが多いというのもわかる気がします。
料理にしても会話にしても、美保さんの一工夫で場が一層たのしくなります。
これからもよろしくお願いします。手作りおやつも、毎回たのしみなごちそう。

じつはわたしはなんにも作業してなくて、ずっとしゃべっていたりのほほんと過ごしていました。
今回も開始直後にメンバーで鍼灸師でもあるO氏にテントの隅で鍼をうってもらってました。
朝から腰が痛くて悶絶していたわたしに「カバンに携帯しているんで」と鍼道具を出すO氏はまさにブラックジャック。
体が(ひいてはこころも)楽になり、軽快に動けるようになりました。ああありがたや、ありがたや。
その間も、イベントの前後も、準備や後片付けなどスタッフはきびきび行動しています。みんな頼りになる面々です。

思えば昨年末、大皿一寿の出した案にワカミンが歴史と子午線のストーリーを加味し、それをきれいなホームページへと昇華してくれた「フィガロウェブ」の飯田さんの登場により「EAsT135」ははじまりました。このHPのクオリティは、やっぱりすごい。
大皿の描く夢舞台はどんどんかたちになっていきました。
寒い2月に耕作放棄地を草刈りしたころは、田園風景やイベントを想像するのは難しかったです。
苗をつくり、行政にプレゼンし、はじめてのイベント「田植え」をおこない、真夏のカレー流しそうめんをやって、いのししにおののいて、無事に収穫できて。

そして今日という日を迎えることが出来ました。
この企画に賛同してくださり、イベント時も笑顔で作業に参加してくださったメンバーさんに本当にありがとうございますと伝えたい。
スタッフにも。そういうとこからすると、今回の感謝祭は収穫物のみならず、それにたずさわったいろんなみなさんへの感謝の日なんですね。
こころから感謝します。ありがとう。

(丸山)

お米を持ち帰り頂きました。

最後にサポート会員の皆さんに、今年で来たお米をお持ち帰りいただきました。
ありがとうございました!

イベントの模様