EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

マコのEAsT135だより~夏の田んぼ、中干し

こんにちは、マコです! 暑い日が続きますけどみなさんいかがお過ごしでしょうか。今年は梅雨があっという間に終わって6月後半には真夏のような日々が続いてたかと思ったら7月の半ばは戻り梅雨。それからいまの猛暑に突入しているわけですが、もう毎年、千変万化の夏に振り回されてまいっちんぐマチコ先生ですよ。

そんなマチコ先生も驚くのが稲のたくましさなんです。初夏の朝夕の肌寒さ、夏の強烈な日差し、台風の通過、すべてを肥やしにして実りの秋を迎えるわけなんです。
で、今はあれですよ。わたしたちの田んぼでは『中干し』という行程の最中にあるんです。なかぼし、と読みます。ちゅうぼし、ではないですよ。それじゃ「チューボーですよ」のマチャアキじゃないですか。いただきました星1つ半、なんてわたしゃ言いません。さぁ中干しの話をしましょうじゃありませんか。

なんぞや、といわれたら端的に「田んぼの水を抜く、田んぼを乾かす」作業と答えます。
田植えの頃に満々と張っていた水の中に、えいやと植えつけた苗。たゆたう水の流れに揺られながら成長していく稲。涼しげな光景ですが、それをいったん止めて水を抜いていくんです。理由は大きく3つ。
水を抜き生育を抑え、茎の繁茂を防ぐこと。
土の中に空気を送り、根を張らせること。
土を固くして、後のコンバインなどの作業をしやすくすること。
ついつい熱中時代の北野先生みたいに力が入ってしまいましたが、やっぱり中干しを語ればぼくの先生みたいにフィーバーしてしまいますね。

こんな感じで、まぁ大事な作業なんです。みなさんも田んぼに目を落としてみてください。水がなくてヒビが入るくらいの土が露出してたら、それが中干しです。お米づくりのハイライトのひとつみたいなとこです。ハイライト吸ってたらスクールウォーズの泣き虫先生に怒られないよう気をつけねばね。なにを言ってるんですかね、わたし。季節に応じて、また天候に準じて田んぼも意外や変化はあるんです。カエルなど小さな生き物たちの息吹も感じたり、それを餌にする大きな生物も訪れたり。次回以降、その大きなめずらしい生き物のこともお話しできたらいいなと思うんですけど、今回はこのへんで。カエルといえば、ど根性ガエルのよしこ先生ですね。むりやりぼけるのもなんだかですね。星3つ! なんてまだまだですね。