EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

2022年田植えイベントレポート

『EAsT135だよりin 2024』

しほみ こんにちは、みなさん。肌寒さを感じる5月から一転して暑い暑い6月になりましたね。

まい  なかなか梅雨の気配もないところで夏日が続いておりますが、今年の夏もなんとか乗り越えていきたいものです。

しほみ そんな日々の中、今年もやってまいりましたイベント『EAsT135』。6月8日の(土)に行われたこの催しだけは、暑くても汗かいてもやっぱり続けていきたいですね。

まい  お米づくりのたいへんさと楽しさを知ることができる貴重な会ですものね。それに今年は場所も変わりました。

しほみ あいな里山公園。神戸市北区山田町にある、自然ゆたかな公園です。

まい 山と山の間にある広大な敷地。こんな公園があるだなんて神戸の奥深さを感じます。それにしてもEAsT135もいろんなとこでお米つくりましたね。

しほみ 工場地帯の中の人知れぬ田んぼからはじまって、ふもとに降りてきて都市近郊の田んぼ、それから今回はここ。じゃあお次は武道館かキンシャサでやるのかしらね。

まい  ビートルズちがうしモハメド・アリが戦った場所ともちがうんですよ! キンシャサなんて、あぁフォアマン戦のかと連想してくれる人いまどれだけいます?

しほみ まあまあ、でもこのあいな里山公園、いいとこね。

まい  正式名称は『国営明石海峡公園 神戸地区あいな里山公園』といいます。茅葺き民家が保存されていたり、映画のロケに使用されたり、棚田もあったりでとてもとてもステキな空間なんです。

しほみ そんな最高のロケーションではじまった今年第一回目の活動、『田植え』をわたしたち「あいなのwink」がリポートしていきたいと思います。準備はいい、まいちゃん?

まい  winkだなんてちょっと懐かしくてかわいくて面映ゆいですが、よろしくお願いします、しほみさん。

しほみ それではいきますよ。今回も賑わいをもってこの日を迎えました。ワイワイとしながらもアットホームな雰囲気だったね。

まい  やっぱり里山公園のたたずまいがそうさせるのでしょうか、それとも子どもたちの歓声のおかげですかね。みなさんの期待と緊張が相まってそうなったのかも。

しほみ まずは公園内の『白拍子(しらべし)』という茅葺き民家がある休憩所に集合。ここが昼食の場ともなる基点でした。

まい  名簿にチェックして、そこから下っていきます。目指す田んぼは谷の下。ちょっとした探検気分です。

しほみ  ゆるやかだけどしっかり曲がりくねっている坂道を下りると見えてきたね、田植えの舞台。

まい  直線的に整地されてない田んぼでしたが、それがまたいい味を醸し出している気がします。

しほみ それにここからは高層建築も工場も道路もなんにも見えない。まさに里山しかない世界。田植えするムードも高まってくるよね。

まい  みんなが揃ったところで代表の大皿一寿が挨拶と説明。参加された方々一列になって横に広がっていきます。

しほみ 各々苗が入ったバケツを手にして、握るは「みどり豊」、見るは田んぼの水平線、鳴るは己が鼓動っ。

まい  講談の『忠臣蔵』とちがいますからそんな時代がかった表現しなくても。でもそんな気持ちもわかります、この瞬間、高揚しますよね。

しほみ 子どもたちもおそるおそる田んぼに入って、生ぬるい水の感触には大人もたじろいで、さあ田植えの開始。田んぼの端と端でスタッフが一本ロープを引っ張ってガイドラインにします。もちろんわたしたち「あいなのあみん」もロープを操作したりみなさんを誘導したりと奮闘しました。

まい  いや「あみん」なんて先ほどのwinkからbabeを飛び越して昭和に戻っていきましたが、まあそりゃわたしたちも「あみん」のように息のあった作業っぷりではありましたよ。でもこれ次はピンクレディーとなるのかな?

しほみ 今回、印象的な場面もあったね。参加された方たちがこういった作業を手伝ってくれたこと。ガイドラインの改良を提案してくれたり、ロープのたるみを直してくれたり、苗が足りなくなるとリレーして送りあったり。

まい  みんなが協力しあうといいますか支え合うというのか、そんな小さな思いやりの積み重ねがゆっくりじんわり心にきます。

しほみ さあ、ここで一度調理の現場の様子をみてみましょう。白拍子の休憩所には「figaroのよしりん」がいます。よしりん、そちらの状況はいかがですか?

よしりん はい、こちらfigaro webのよしりんです。私はいま、休憩所にいます。ここはまさに家屋を改築して調理室とリビングとになっておりまして、調理室の方ではてんてこ舞いの様相と化しております。

しほみ よしりん、調理室で作業されているのは誰ですか?

よしりん そうですね、おなじみのミホさんとジュンコさんです。忙しい中ほんとに申し訳ないのですが、ちょっとお二人におたずねしてみましょう。今回はどのようなメニューですか?

ミホ  はい。いつものようにメンバーさんからの新鮮野菜を中心に、お味噌汁と漬け物も用意して作業の労をねぎらいたいと思っています。

ジュンコ 素材の味を引き出せるよう調理しています。仕込む量もかなりかなり多いのでたいへんですが、やりがいもありますよ。

しほみ ねえねえよしりん、昔ながらの家屋を基調とするからには、なにか面白い道具もあったりするの?

よしりん よくぞ聞いてくださいました。じつはですね、今日のご飯はかまどで炊いているんですよ。土間がありまして、そこに二連式のかまどがあるんです。マキを割って火を起こし、炊いています。まさにoldies but goodiesなんですね。

しほみ 出来上がりが楽しみですねっ。

まい  ところでよしりん、そちらではミホさんとジュンコさんをヘルプしてくれる頼もしい助っ人もいるとうかがいましたが。

よしりん ええそうなんですよ、ちびっこ応援隊が厨房を支えてくれています。こっちやん、ほんとにありがとう。以上、白拍子からでした。

しほみ よしりんからの現場報告でした。なんだかザ・ベストテンの追っかけ中継みたいでここまできたらミホさんとジュンコさんでビューティペアのようにリングで熱唱してもらいたかったところでしたが、とにもかくにも、かまどで炊くご飯、期待しています。

まい  よしりんはこのブログ制作でもおなじみのfigaro web飯田さん。カメラマンとしても谷の往来お疲れさまでした。

しほみ ブログの出来具合も待ち遠しいです。いつもほんときれい。

まい  さあ田植えの方も、みなさんだんだんとコツを覚えてきたのか植えるスピードもタイミングもバツグンになってきましたね。

しほみ おそらく明日か明後日には体のあちらこちらで筋肉痛の悲鳴が聞こえるかもですが、それもまぁ心地よき痛みとなりますように。

まい  子どもたちもトンボやカエルを追いかけたり、靴下が田んぼの中で脱げちゃった子もいますね。

しほみ 蝶々つかまえようとして転んだり、底が見えない田んぼを怖がったりするのはほんといい体験になると思うんです。目に見えないモノを知るということ、怖さの先にあるもの、つまり想像力ね。それらは成長していくことに付随する大切な要素だと思うの。大人たちもそうで、普段ではなかなか感じられない自然の息吹きの再確認というのか、知らない人とのほんのささいな俄かの連帯、五感で味わうフィーリングも大切ですね、サーカスのように。

まい  最後それコーラスグループのサーカスのヒット曲もじったんやろうけど持って行き方強引すぎへん? さあ、そんなこんなで田植えは終了、休憩所『白拍子』に戻っていよいよ昼食timeです。

しほみ あいな里山公園の職員さんと立てた大型テントの下、テーブルと椅子を並べてのランチです。ミホさんとジュンコさんが各食材の説明をしてくれました。

まい  やっぱりおかずにしても味噌汁にしても、おかわりする人たくさんいましたね。それからなんといってもご飯。二杯目どころか三杯目の方もいました。

しほみ ミホさんジュンコさん、それから手伝ってくれたこっちやん、ありがとうございました。それから、田植えした苗ですが、無事生育してくれるのか気になるところですね。

まい  水の管理がたいへんとききました。それから、生えてくる草への対処。次回は毎年おなじみの田んぼの草取りとなるかと思います。

しほみ また暑い中、汗を拭きふきやっていきましょう。でもムリなされずに。休憩しながらゆっくり働いて楽しみましょう。次回の日程はまたこの欄でもお伝えします。もちろんわたしたち「あいなのリリーズ」も出来るだけ参加いたしますのでよろしくお願いします。

まい  ついにリリーズにきたんかいな。そんなら田んぼの横で『好きよキャプテン』熱唱するんやな。 みなさん、再会の時までお元気で。暑い日々がはじまると思いますが、どうかお体たいせつに。「あいなのザ・ピーナッツ」でした。

しほみ まいちゃんもボケるんかい!

イベントの模様

ヤギ

かわいいヤギたちが、参加をお待ちしております!