EAsT 135

活動記録

ピーと共に去りぬ

先週わたしらの心胆を寒からしめた(オーバーか?)ケモノの襲来は、やっぱり今週に入っても続いてたようで、倒伏した稲の範囲は拡がっていました。
同じとこから侵入して同じ経路から田んぼに入り、同じエリアでゴロゴロ転がっている、という様子です。
稲も噛んでいる感じ(この時期の稲をしがむようにして胚乳を摂取するそうです)。
足跡からしてもやっぱしイノシシなのね、と認めざるをえないところです。
前回に実施した『ヤギのおしっこ、フン作戦』はとりあえず功を奏さなかったみたいで、どころかヤギのわらベッドの上でヤツはごろごろしていたような跡さえあり、とほほな思い。

というわけで、今回はさらなる対策を講じました。
『オオカミのおしっこ作戦』です。
「ウルフピー」なるこのアイテム、北米大陸のオオカミのおしっこを容器に入れて吊るすだけで退散させる、というものなのです。
イノシシやシカにとっての天敵であるオオカミのおしっこ、そのにおいを嗅ぐだけで警戒して近寄らなくなるという寸法ですが、はたして。
大きな容器に入ったウルフピー(しかしそのまんまのネーミング)を小さな容器に移し替え、持ってきた柵や棒に吊るしました。
作業中とくににおいを感じるでもなく、これをどうやって採取したんかなと素朴な疑問を感じながらあちらこちらに設置してきました。
どうかウルフピーのにおいと共に去っておくれやす。
なにかのニュースで知ったのですが、田舎の線路で動物の接触事故が多いのでサファリパークなどの猛獣のおしっこを散布する試みもあったそうです。
そうしてみると、今回は効き目ありそうか。うむ。

動物園のにおいがする、といってたのは今日の作業でしっかり活躍した『あなた色のそよかぜ』のヒロちゃん。(注1.)
ひとつずつ丁寧にウルフのピーをぱーと配置してくれました。(注2.)
もうひとつ、ソーラーで蓄電して夜間にピカピカする装置も2本、取り付けました。
いまごろヤツはびっくり面喰っていることでしょうぜ。
なんか、どうも単体のような気がしてて、集団行動しそうなものですが、なんとなく。

稲は全体的にみるとちゃんと生育しております。落水作業(田んぼの水を抜く、締めの工程)も終え、あとは収穫を待つのみとなりました。
やられた箇所は全体からするとごく一部です。今後、定着されると厄介ですが、10/6の刈りいれまでなんとかかんとか持ちこたえてほしいものです。
イノシシ以外の小動物の足跡もたくさんみられました。田んぼの中のカエルとか虫とかねらっているんでしょうね。
イタチかハクビシンかタヌキかわかりませんが、いろいろ生き物います。大地からすれば多様性は一応あるのかな、わたしら含めて。
それから、来週からはトイレ作り作業も行っていきますよ。
ごくごく簡易なものになるかもしれませんが、なんとかイベントに間に合えばなぁ。安心して用を足してもらえればなぁ。
あれれ今回はなんだかシモの話が中心になってしまいました。

(注1.)神戸にあらたな新規就農者が登場してくれました。ヒロちゃんこと廣谷さん。屋号は『あなた色のそよかぜ』。
例のごとく本人が決めるまでの仮の農園名です。早く決めないとこのまま…。

(注2.)麦わら帽子が似合うヒロちゃんはイチゴを中心に多彩な野菜を手掛ける予定です。
こんなおしっこの回で紹介するのもなんですが、みなさま応援どうぞよろしくお願いします。

(丸山)