EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

味噌づくり 2021

三寒四温のただ中のこの季節は味噌づくりの季節でもあります。昨日までは4月中旬並みの暖かさでしたが今日は一転しての肌寒さ。でもこんな季節が味噌づくりに際してのうってつけの日々となるので不思議なものです。今年もやってきました、EAsT135の味噌づくり。イベントとしては今年度最後のものとなります。場所ははじめて神戸市西区の楽農生活センターの調理室をお借りしました。

三年目となるこの催し。今までと異なるのは、やはりコロナの影響下での企画ということでしょう。密を防ぐための午前・午後の二部制、人をスタッフ含め極力少なめにした配置、2月の中での窓解放、などなど例年とはちがう趣きの中で迎えた本日でした。
午前は六組の13名が参加、午後は六組の6名。自分達で作ったお米で作った麹に塩と煮込んだ黒豆を入れ、みなさん手でこね腰で力いれ足でふんばっての味噌づくり。
指導はご存知元町のマドンナ、NEIGHBORFOODの安藤美保さん。そしてnaturalism farmの純子さん。それぞれのテーブルに注ぐ視線のやさしきあたたかさ。bio creatorsのスタッフもあちこちテーブル巡ります。しかしまぁ、やろうどもはただただ世間話してるだけの感じ。いや、まぁそれはそれでいいのかも。なんだかみなさんどの方も手馴れた感もあり、テキパキてきぱき巧みな様子でした。午前は子どもたちも二組参加されてて、終始なごやかな雰囲気でした。

麹と塩をまぜあわせ、袋に煮込んだ黒豆(naturalism farmとなちゅらすふぁーむの黒豆)とくわえさらに混ぜ合わせます。
豆はお好きな加減でつぶしてこねて、時々煮汁を加えてまたこねて。いいところで容器に詰め込みます。ぎゅっぎゅっと押し込んだところで作業としては終了。
これを寝かせるわけですが、できあがりはとりあえず夏を越してから。いいのできますように。それぞれにとってのステキな手前味噌でありますように。

スタッフとして参加させてもらって三年、毎年楽しいのですがみなさんいかがだったでしょうか。自分たちでつくった麹に豆に地元の塩。世間話しながら真剣に手は動かしながらつくっていく。こういうのはしあわせですね。気心のしれた顔ぶれにおだやかな会話。なんかいいなぁ。毎年おこないたいなとは、かずとし親分の弁。ほんとそうですね。豆をコトコト煮込んで準備してくれた純子さんに的確な指示を出してくれる美保さん。このお二人みてるとこころもほぐれます。休憩中に語らう二人はまるで、りりぃずのような、ザ・ピーナッツのような息のあった仲良しコンビでした。

お餅(naturalism farm自家製もち米)とお茶を食べて一服しました。

参加してくださった人たちもありがとうございます。eat local kobeで見知った仲だったり、CSAのお客さまだったり、そのお友だちだったり。地元に根づいた顔の見える関係。これが作り手としての本望でもあるんですよ。みなさんと語らえてふれあえて、これまたしあわせなんですよ。

これからも、できましたならば、みなさまとのんびり、地道に、ゆったりたのしくものづくりをしていきたいです。
本日は、また本年度も、本当にありがとうございました。とてもとてもこころが和んでほんわかできる、それからおなかのふくれることをやれていますよ。
みなさまのおかげです。ありがとうです。

来年もまた、一緒に手をつないでのんびりのほほんと歩いていきましょ。

(文・丸山)