EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

餃子王 オケティ

今年の収穫にまつわるいろんな感謝の気持ちを、集うみなさんとわかちあう催しが23日にありますな。
苗をぬかるみの中で手探りで植えていった初夏、なにが稲でなにが雑草かわからない中で懸命に抜き取った草刈りの夏、秋の日差しというには光量が強かった収穫の秋。笑って語って体を動かして、五感でしみいる季節の巡りをまたこの日に味わいましょう。
いつもと同じく、素晴らしい料理をふるまってくれるのは鯉川筋の清少納言ことミホさん。毎度ありがとうございます。
あれだけの人数にたいしてあんだけの水準の食べ物を供してくれる、ほんとに驚きの言葉すら出てきません。
それから、今回の感謝祭にはもう一人みなさまの舌と目をうならせるものが見参いたします。『レモンのキッス』のオケティ氏。
提供するのは熱く香り高い餃子
そうです、餃子界の土井善晴と呼ばれる男が満を持して玉津の地に舞い降りるのです。

それにしても餃子、こんなに人のこころをとらえて離さないシンプルだけど奥深い食べものもそうはないでしょう。
いや、ラーメンがあるか。塩むすびだってそうか。甘いとこでは鯛焼きとかあんパンとかも。アイスクリームもそうだしカンパーニュもね。
なんだたくさんあるじゃん、といったところでオケティの餃子に話を戻しましょう。
かつてホンモノのオケティ餃子を食べたことのあるわたしにとって、オケティ氏のつくる餃子はまさに天竺への道。三蔵法師とともに険しい世を渡る孫悟空のようなものです。
熱々の皮、たぎる肉汁、香り立つ野菜、すべてを口中に放り込んで至る無心の世界。……天竺か。マチャアキの悟空も印象的でした。西田敏行の八戒も味があってね。でもなんといっても夏目雅子の三蔵さまがよかったな。
いやいや、オケティの餃子の話をしなくては。テレビドラマの『西遊記』じゃなくてね。
そういやゴダイゴの主題歌も染みたなぁ。モンキーマジックとかガンダーラね。ゴダイゴといえば映画の銀河鉄道999も名曲でした。
♪あの人はもう思い出だけど~
とメーテルと鉄郎の別れを思い出しては胸の感動を抑えて少年は歩むわけですよ。
いけんいけんオケティどこにいった、というわけでオケティ餃子、略してオケ餃、みなさま当日お楽しみに。
火力、水の加減、餡の具合、油の量…本人いろいろ言ってた気もしますがもはや忘れてしもーた、とにかく23日、いろんなあれこれどれそれ、みなさまenjoyしましょう!

(文・丸山)