EAsT 135 | ~イースト135~ 神戸市西区で米や野菜の有機農業。

活動記録

除草&カレー2021 イベントレポート

田んぼの草をみんなでとる日

梅雨明け宣言もでてきていよいよの夏本番となってきました。夏のつどい、夏の作業、夏のカレー、夏のふれあい。朝から空も高く青く、ほんで暑く。9時まえからぼつぼつ人がこの地大谷に集まってきました。準備万端、気合いも万全。真夏の昼の夢です、谷間のひとけのない田んぼで草をとっていくんです。いまさらながらよくやったなぁ、と万感の思いがあります。この文章入力しながら、つっぱった腰とふくらはぎさすりながらのビール飲みながらのつぶやきです。あんな暑いさなかによくぞあそこまでやったなぁ、みなさんお疲れさま、とかしみじみ。

昼すぎですか、この日のために集った人たちがぽつりぽつりと解散していく。挨拶をかわし谷間をのぼってそれぞれの帰路につく。汗と蚊取り線香とスパイスの香りがのこる田んぼの周囲で、再会を約束して。谷をのぼるところにはMr.hatchの屋台が。すてきな笑顔と紅茶のふるまい。熱くて旨い、疲れをほぐす一杯。至福でしたね。

紅茶の前には夏野菜カレーがありました。今日のイベントは草とりですが、それへのうるわしき対価は青空カレーです。田んぼで汗をかいて、もひとつカレーでもかきましょう、というひたすら夏を満喫するこの企画。スタッフたちの野菜をつかった滋味あふれる料理です。皿の上には野菜がごろり、ピクルスさわり、スパイスオイルぞろり。これをいただかずして大谷が語れるか、とうなりたくなるほどの絶妙の味わい。しかし調理の現場も熱気でたぎってた。かまどで焚くご飯とその薪の熱量。太陽の動きでずれていく日陰の中での野菜調理。煮込むカレーのぐつぐつ湯気。ほんとにこころこめて、いただきますとごちそうさまをいいました。料理の提供も終わり、あぜ道でほっとひと息、座って話しこむミホ&ジュンコの姿も微笑ましかったなー。

カレーをいただく前の作業、「田んぼの中の草とり」ですが、ひとつの田んぼをみなさんそれぞれ端から端へと自分の道をすすんでいく。田んぼは水が入ってるのでつかるとやっぱりぬかるみます。次の一歩がなかなか出てこなかったり、バランスとるのがむすかしかったり、どれが稲でどの草を抜けばいいんだ? とわからなくなったり。それでもみなさん、すぐにコツとか自分のペースをつかんですすんでましたね。隣の人と楽しく会話しながらとか、やっぱりなんだかこころづよいものを感じました。草だらけ、一面緑色の田んぼもどんどん稲だけが残っていくようになってます。草もたくさん根をおろしてたけど、みるみるうちに引き抜かれていきました。おたまじゃくしも見つけたりトンボがくるんくるん飛んでたり、田んぼの中の世界はいかがだったでしょうか。日ごろデスクワークばかりだからこういう体の動かしかたもおもしろい、なんて言葉も聞けたりして、それだったらいつでもわたしの畑や田んぼにも来てください、ほんとお待ちしております。草だらけで…。

涼しい風も吹いてきたりで、外で体をさらすのも時にはいいですよね。休憩なんかでもみなさん会話に花を咲かせたりで、この大谷もとても活気のある空間になっておりました。
参加者はおよそ36名くらいかな? こどもたちの数がいつもより少なかったですが、また来てね。待ってるよ。今日来たこどもたちもよくがんばったね。楽しかった?
はじまりの挨拶にあったように、今年もこの作業があってこそたくさんのおいしいお米ができると思うんです。みんなでがんばったから、ほんっとに美味しくなりますよ。
みなさまありがとうございました。次回は10月の予定です。それまでスタッフが毎週この地でがんばっていきますんでまた応援よろしくお願いします。そのスタッフのみなさんも、お疲れさまでした。
またさわやかな笑顔で会いましょう!

イベントの様子