2023年味噌づくりイベントレポート
マコとマサキの味噌づくりレポート
マコ みなさん、こんにちは。今年もやってまいりました味噌づくりの日。楽しき1日となりました。
マサキ 4月はじまりの今年度『EAsT135』イベント、その締めくくりとして恒例となりました味噌づくり。さっそくぼくたちがレポートしていきます。
マコ 今回の味噌づくりが例年と大きく違うというのがまず印象的でしたね。今までは前日に豆を煮込んでおいて、当日は豆をつぶしていくところからはじめるという形でしたが、今年はそうじゃなく。
マサキ 出だしの「北の~酒場通りには~」から会場のみなさんも一緒に歌っていくというね。
マコ 細川たかしのコンサートの話ちゃうねん! いきなり混乱させんといてくださいよ。たしかに北酒場うたいながらの味噌づくりも白熱しそうですが。
マサキ 今年は豆を煮込むところからはじめたよね。
マコ そうです。湯が沸いた大きな鍋に豆をいれて、煮込んでいく。ということは時間も当然かかるから朝9時開始のお昼をはさんで午後までやるという長丁場でした。
マサキ その方が作っていく実感はあるよね。焦がさないように気をつけながら豆を煮込んでいく。緊張しました。
マコ bio creatorsのメンバーが栽培した黒と白の大豆、鞍掛豆、青大豆。いい組み合わせでしたね。
マサキ コトコト煮込んでいく中でアクをとったり足し水したり、またあまり豆を崩しすぎないこととかね。いい体験させてもらいましたよ。
マコ 8つのテーブルにそれぞれ別れて作っていきました。もちろん、豆を煮込むだけではなく、各テーブルごとに作っていく作業がありました。
お味噌汁の具を作るテーブル、かき揚げを作るところ、白菜の甘酢かけを作る、玉子焼きを、などなどですね。
マサキ もちろん今年も元町の「ネイバーフード」の安藤さんに来ていただき、教わりながらね。
マコ 安藤さんとスタッフの方が各テーブルを回ってアドバイスしてくれるので助かります。ちょっとした料理のコツを伝授してくれたりするので、勉強にもなりました。
マサキ テーブル回りながら、「連れて逃げてよ~」、そこからマイクをふってきたりしてね。
マコ ディナーショーでの「矢切の渡し」の熱唱は細川たかしに任せようや! ぼくらは味噌づくりやんっ。
マサキ 各テーブルごとに食材任されてるのでドキドキするけど、やりがいもあったね。白菜刻んで絞って水を切って、とかみんな一所懸命でした。
マコ 子どもたちもがんばりました! 玉子焼きづくりでは、うすく伸ばした玉子を箸で巻いて、また玉子をかけて。
マサキ 指先に力が入るけど、力んだら破れそうだし、でも上手にやってたね。
マコ 小さいうちから料理体験するのもいいことだと思うんですよ。火の扱い方、道具の意味するところ、はては食材の種類や由来を知っていくこと、それらは大事なことですよね。大人が周りでサポートしているし、こういうのはぜひ続けたいです。
マサキ 出来上がったときの嬉しそうな顔とかね。ああいうのは自信につながるよ。
マコ かき揚げとか、油を使いますよね。子どものみならず、大人でもやっぱり気合い入る場面です。もしかしたらやけどしたり火事になるかもしれない。そんな危険の可能性も踏まえて臨む調理は、やっぱり大切な過程だと思います。
マサキ あと、一緒に作っていく中で各テーブルで話も盛り上がってたね。
マコ それぞれ話の花が咲いて楽しそうでした。いろんな人が来られてるので話題も多岐に及びますね。確定申告の相談とか聞こえてきたりして、ああこの季節だなぁと思いました。
マサキ 場が落ち着いたころに、野菜の糀漬けのレクチャーとかあったりして、参考になったね。
マコ やっぱり醗酵モノは家庭でも取り入れたいし、それを取り入れることができるのはありがたいです。
マサキ 食材が出来上がったところで、楽しみの昼食に。
マコ 朝から奮闘してお腹もすく頃合いですよね。ましてや自分たちでこさえた料理の数々。喜びとともに感動すら沸き起こってきます。
マサキ 味噌汁の具材もbio creatorsの野菜なんだけど、ベースとなる汁は、大きな鍋で沸かしてきた豆の煮汁。
マコ これは贅沢ですね。日頃こういうのなかなかできないですよ。しかも栄養価も高く、美味しく、味もいい余韻がありました。
マサキ 午後からは、いよいよの味噌づくりpart2。ばかにしないでよ、そっちのせいよ、と言いたくなりますね。
マコ それ山口百恵の「プレイバックpart2」やし、誰に対しての文句やねん! しかもどうでもいいけど細川たかしから切り替えたんやなっ。
マサキ さあ、さました豆を、それぞれみなさんが。
マコ つぶしていって、持参の袋やタッパーなどにつめていくわけですね。my壺を持ってきてる方もおられました。いつかはわたしも欲しいなぁ。
マサキ つめるのはコツがいるよね。
マコ そうです、空気を取り込まないこと。叩きつけるように味噌玉を押しつけること。
マサキ 負けないこと、投げ出さないこと、信じ抜くこと。
マコ 今度は大事MANブラザーズかいな! しかも味噌玉は容器に向かって投げるんやで、ややこしいボケはやめましょうや!
マサキ 大事な工程だから、安藤さんや純子さんなども何度も説明していたね。
マコ フタをする際も空気の扱いに用心するわけですね、ラップに塩でふちどったりする場合もあるということで。
マサキ その作業があって、夏を越すことができるんだよね。
マコ 秋かな、それぐらいからいけるかも、とおっしゃってました。やっぱり味噌づくりはいろんなこと学べますね。醗酵、腐敗、保存などへのそれぞれの意識。それらがあいまって、自慢の唯一の手前味噌が誕生するわけですね。
マサキ 豆や野菜から栽培へ思いも馳せることができるし、伝統的な加工品を知ることで温故知新にいたるわけだしね。やっぱり『食』に関することは奥が深いし大切なことだね。美味しいものに出会えると単純にしあわせだもんね。
マコ というわけで、2022年度のEAsT135イベントの掉尾を飾るこの味噌づくりも終わりました。
さあ来る2023年度もどうなることやら、まずはとにかく楽しんでいきたいですね。
マサキ 今日の経験が明日への活力になりますからね。みなさんありがとうございました。
マコ といいながら、きみほんとはこの日、参加してなかったやん。
マサキ こころは常にみなさんとともにですよ。全然おあともよろしくないところで、みなさんあらためてありがとうございます。安藤さんいつも感謝しております。
マコ それでは、来年度もよろしくお願いします!
(文・丸山 / 写真・飯田)
(マコ&マサキ)